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医療法人誠恵会のなか内科

症状別疾患

大腸がん  / 消化器系疾患

初めに

当院では、大腸がんの早期発見・早期の適切な治療の重要性を考え、さいたま市健診を始めとして各種健康診断、人間ドックによる便潜血反応や大腸カメラ(大腸内視鏡検査)に力を入れております。2019年度は大腸カメラを568件実施し9例の悪性腫瘍(癌、カルチノイド)を、2018年度は大腸カメラを488件施行し14例の悪性腫瘍を発見し診断しました。また2019年度は4例、2018年度は2例の早期大腸がんや大腸腺腫内がん(大腸良性ポリープの一部がすでにがん化しているもの)および、2019年度は199例、2018年度は174例の大腸腺腫(大腸ポリープ)を当院で同日に内視鏡切除しております。その全例を内視鏡指導医・内視鏡専門医である私が施行しております。また、麻酔を使用した眠りながらの大腸カメラも施行しております。以前にとても辛かった、初めてでも怖くて検査を受ける気持ちになかなかなれない。などの不安感がある方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

大腸について

大腸は食べ物の最後の通り道で1.5メートルほどの臓器です。お腹の右下の盲腸からおへそを中心に時計周りに肛門まで続き、ちょうどクエスチョンマークのように位置しております。大腸は栄養の吸収は行わず水分の吸収のみ行い、便を正常な固形便にしていきます。大腸の働きが低下していると軟便や下痢となります。

大腸がん・大腸ポリープ(大腸腺腫)とは

大腸がんは、結腸・直腸・肛門に発生するがんの総称です。がんは大腸の粘膜から発生しその発生の仕方には2つあるとされています。1つは粘膜にできた大腸腺腫という良性の大腸ポリープががんに変化する場合、もう1つは粘膜から直接がんが発生する場合です。

大腸がんは粘膜から発生し徐々に粘膜深くに浸潤していきます。その後、腹腔内に散らばったり、血液やリンパに乗って、リンパ節や、肺、肝臓へ転移していきます。

したがって、がんになる前の大腸腺腫(良性の大腸ポリープ)の段階で大腸カメラで発見し切除することがとても重要です。

大腸がんの統計

大腸がんは男女ともに増加傾向で、がんの部位別死亡者数でも上位を占めております。国立がん研究センターの発表による2019年度のがん罹患数予測では、大腸がんは男女合計で1位、男女別の男性で1位、女性で乳がんに次いで2位となっております。また2019年度のがん死亡者数予測では男女合計で2位、男女別の男性で3位、女性で1位となっております。

大腸がんの発生要因

生活習慣が大きく関係していると考えられております。運動不足や肥満症、喫煙や飲酒が原因とされており、また食生活も大きく関わっております。特に赤肉や加工肉の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足がリスク要因とされております。

大腸がんの症状

お腹の症状:腹痛、お腹の張り(膨満感)、しこりのような物が触れる 等

 

便の症状:便秘、残便感、便に血液が混ざる、便が細くなる、下痢と便秘を繰り返す 等

 

その他の症状:貧血症、体重減少、嘔気・嘔吐、腸閉塞 等

大腸がんの検査

当院では、まずは問診および腹部の聴打診、触診が重要と考えております。もし大腸がんが疑われた場合は便潜血反応や大腸カメラを予定いたします。また、大腸がんによる腸閉塞が疑われた場合には先に腹部のレントゲン検査やCTを先行して予定します。

 

大腸カメラを施行し、がんを確認した場合には一部の組織を採取し病理検査を行い確定診断とします。また、前がん病変である大腸腺腫(大腸の良性ポリープ)であれば、当院では2㎝前後であればその場で内視鏡切除を施行します。切除したポリープは病理検査を行い、全てが良性の大腸腺腫であるか、一部ががん化していないか等を確認し今後の経過観察の判断とします。

大腸がん検診・便潜血反応

便潜血反応は2日間便を採取します。1日の採取では感度(大腸がんがある場合、実際に便潜血反応が陽性となる確率)が下がるためです。この検査の感度は、進行がんで約85%、早期がんで約61%となります。逆に言うと進行がんで15%、早期がんで40%が便潜血反応は陰性となってしまいます。したがって、2日間のうち1日でも陽性となった方は必ず2次検査(大腸カメラ)を行ってください。

 

統計学的に現在の日本人では、便潜血反応を健診や人間ドックで1000人が受診するとそのうち50人で陽性となり、更に1人の方に大腸がんが発見されます。また50人の陽性者のうち15-20人に大腸腺腫(大腸の良性ポリープ)が発見されます。

大腸がんの治療

主な治療法として内視鏡治療、手術治療、薬物治療があります。治療法は標準治療に基づいて患者さんの状態や病期(ステージ分類)にて検討します。がんが切除できる場合には内視鏡治療や手術治療を行い、切除できない場合には薬物療法を中心とした治療を行います。

 

現在、日本の胃カメラや大腸カメラの技術は世界でトップとされております。2㎝前後の大腸ポリープや早期がんは日帰りによる内視鏡切除(内視鏡的粘膜切除術、内視鏡的ポリープ切除術)が可能で、それ以上の大きさでも早期大腸がんであれば1週間程度の入院による内視鏡切除(内視鏡的粘膜下層剥離術)が可能なことも少なくありません。

まとめ

大腸がんは、罹患者数・死亡者数とともに増加傾向にある疾患です。しかし、大腸がんは治りにくい怖いがんかと言うとそうではありません。早期の段階で治療を行えば高い確率で完全に治すことが可能で、そのためにはがんを早期に発見することが最重要です。

 

まずは大腸がん検診である便潜血反応を40歳以上の方は必ず受診してください。大腸がん検診を毎年受けることで死亡率を60%軽減することができるとされています。便潜血反応で陽性となった方は必ず2次検査(大腸カメラ)を受けてください。便潜血反応が陽性であるが2次検査をせずにもう一度便潜血反応を施行するのは、先の『大腸がん検診・便潜血反応』で述べた統計学的にも無意味です。

 

下記の方は必ず大腸カメラなどの2次検査を受けて大腸がん・大腸ポリープの早期発見と早期治療に努めてください。

 

①便潜血反応が1日でも陽性となった方

②便秘傾向と貧血症を認める方

 

また、当院では苦痛や不安のない大腸カメラを心がけております。内視鏡指導医・内視鏡専門医である私が内視鏡検査と治療を担当させていただきます。もし、検査への不安感が強い方は麻酔を使用した眠りながらの大腸カメラも施行しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

のなか内科 院長 野中 雅也

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