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医療法人誠恵会のなか内科

症状別疾患

糖尿病  / 生活習慣病

初めに

糖尿病がある方は日本のみならず世界中で増加傾向です。糖尿病は以前より、心筋梗塞や脳卒中、失明や腎不全による透析導入の合併がありましたが、近年では様々な癌や歯周病などの原因であることも判り、国は糖尿病を重症疾患のひとつとしております。

 

日本には糖尿病が強く疑われる人(糖尿病有病者)が約1,000万人いますが、そのうち治療を受けている人は76%であり24%(240万人)が無治療の状態です。こうした方々は上記の合併症の発症リスクがより高率になってしまいます。糖尿病は自覚症状が無いことが少なくない為、未受診や治療の中断が多い疾患のひとつです。

 

当院では、健康診断や人間ドックで糖尿病の疑いを指摘された方が受診した場合、なるべく内服やインスリンによる治療に頼らないように、リーフレット等で説明させていただき食事療法や運動療法から開始します。もし、内服加療が開始となっても、その後も食事療法、運動療法を継続していただき、なるべく内服薬の減量や中止にできるようにしたいと考えております。まずはご自身の現状を把握する事が大切であり、今までに指摘された方やご家族に糖尿病がいる方、など御心配がある方はお気軽にご相談ください。

 

糖尿病とは

食物から吸収されたブドウ糖をエネルギーに変えるため膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンの不足などで血液中にブドウ糖が増えた状態を高血糖といい、高血糖が続くとインスリンの作用が低下して分泌量も低下します。この状態が続くと糖尿病を発症します。糖尿病は生活習慣が関連する2型糖尿病と、無関係に発症する1型糖尿病にわけ、糖尿病の95%の人が2型糖尿病です。

疫学

平成28年度の「国民健康・栄養調査」では、糖尿病が強く疑われるも者(糖尿病有病者)は1,000万人、糖尿病の可能性が否定できない者(糖尿病予備群)も1,000万人と合計2,000万人の方が糖尿病を疑われております。

この糖尿病が強く疑われる者(糖尿病有病者)は、血液検査のHbA1cが6.5%以上で、可能性が否定できない者(糖尿病予備群)はHbA1cが6.0%以上をさします。

糖尿病の原因

2型糖尿病は両親や親戚に糖尿病をもっている人がいると普通の人より糖尿病を発症する可能性が高くなります。その他、インスリンの分泌低下などの遺伝因子。高脂肪食などの過食や運動不足による肥満、ストレスや加齢による環境因子が複合して発症します。

糖尿病の症状

糖尿病の初期は多くが無症状です。健康診断や合併症で見つかることが多くあります。合併症とは、白内障や網膜症の眼疾患、下肢のしびれ、歯周病、脂肪肝や胆石など様々です。また、高血糖の典型的な症状としては、のどの渇き、尿が増える、体重減少、疲労感などがあります。

糖尿病の合併症

高血糖を放置すると、血管を傷つけて動脈硬化を進行させます。自覚症状はほとんどなく動脈硬化を進行させていき、最終的には高血圧、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や脳出血、糖尿病性網膜症や白内障、糖尿病性腎症、下肢の神経痛や壊疽などを合併します。その結果、心疾患や脳卒中による突然死、失明や腎不全による透析導入、下肢壊疽による切断などの深刻な合併症も起こりえます。また、糖尿病の方は様々な癌の発症リスクが高くなることも判っております。

糖尿病の治療

1型糖尿病はインスリン治療が基本となります。

 

2型糖尿病はまずは食事療法・運動療法が重要です。肥満がある方は肥満の解消が重要であり、基本は食事療法です。合併症の有無を検討したうえで、補助療法として運動療法を併用します。食事・運動療法でコントロール不良であれば内服薬を開始します。内服薬でもコントロールが不良であればインスリン治療を検討します。

治療の目標は血糖値やHbA1cを下げることですが、治療の目的は合併症を予防する事です。

まとめ

現在の日本では、糖尿病が強く疑われる糖尿病有病者が1,000万人いるにも関わらず、無治療の方が240万人程度いるとされております。特に40歳代の男性では約49%が無治療であるとされており、糖尿病合併症の発症が強く懸念されております。糖尿病が無治療で放置されるのは、あまり自覚症状が無いことや、糖尿病や肥満症があると就職や昇進に影響するケースが度々報告されているからと考えられております。

 

放置した結果、重大な合併症を発症してしまうと、一命を取り留めてもその後のQOL(生活の質)に大きな影響を及ぼす事が考えられます。また、日本人糖尿病患者さんの死因として多いのは、心筋梗塞や脳出血、腎不全などでなく癌が最多となっております。糖尿病は、大腸癌、膵癌、肝癌、乳癌、子宮癌、膀胱がんのリスクが上昇することがわかっております。したがって、糖尿病の方は治療として血糖コントロールが重要ですが、併せて普段からのがん検診を定期的に施行することがより大切です。

 

当院でもさいたま市健診やがん検診を施行しており、大腸がん健診、胃がん健診、肺がん検診、乳がん検診、前立腺がん検診を糖尿病の患者様には積極的に勧めております。また血糖のコントロールが悪化した際には、すい臓がんを否定する為に腹部超音波も併用しております。

 

なお、当院での腹部超音波は検査技師でなく、私か大学病院の消化器病専門医が施行しており必ず医師の目で確認をしております。もし糖尿病治療中でも血糖が悪化している、体重減少がある、腹部の違和感がある、などの気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

 

のなか内科 院長 野中 雅也

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