フルミスト 経鼻インフルエンザワクチン
今年度も当院でフルミストの予約を始めました。
フルミストについて
経鼻弱毒生インフルエンザワクチンであるフルミストが今年度より日本でも認可されました。2003年にアメリカ食品医薬品衛生局(FDA)に認可され、2011年からはヨーロッパでも認可されており、効果や安全性についての実績は示されております。特に小児において発症や重症化の予防効果が高いとされております。
フルミストの接種対象者
2歳以上19歳未満
(昨年度まで当院にて輸入フルミストを接種していた19歳以上49歳以下の方はお電話でお問い合わせください)
フルミストの効果、フルミストが接種できない方、フルミスト接種による副反応など、その他詳細を疾患別説明に記載しましたのでご参照ください。疾患別説明はこちら
接種ご希望の方は、疾患別説明をご確認の上、当院にて直接来院もしくはお電話にてご予約のほどよろしくお願いいたします。
先週より当院でもインフルエンザやコロナ陽性となる方が増えており、ここ数日は1日で20名近くの陽性の方が出ています。当院は院内に隔離部屋がなく発熱の方には大変心苦しいのですが院外での抗原検査と結果が出るまで院外待機をお願いしております。 可能な限り自家用車で当院前の駐車場(3台)に駐車して受診をお願いいたします。車の中で抗原検査をし陽性であれば車での処方箋のお渡しやお会計で対応しております。当院前の駐車場が空いていない場合には、申し訳ありませんが近隣のコインパーキングに駐車してご来院ください(大宮区役所の駐車場は利用不可)。路上駐車は近隣の迷惑になりますのでお控えください。 かなり寒くなってきておりますので、院外待機にご同意が難しい方は大変申し訳ありませんが、近隣の隔離部屋のある医療機関を受診くださいますようお願い致します。
なお、当院では受診歴の有無に関わらず、発熱その他感染症を疑わせるような症状を呈する患者様の受入れを行っております。
マイコプラズマ肺炎の感染が増加しております。当院でもマイコプラズマ肺炎を約20分で判定できる検査キットを導入いたしました。長引く咳や気管支症状のある方は受診をご検討ください。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年7月の当院での胃カメラ件数は164件(2024年度計612件)でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年7月の当院での大腸カメラ件数72件(2024年度計308件)でした。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の結果
7月164件のうち1例の方に早期胃癌疑いを認め総合病院へ紹介予定です。その他多くが異常なし、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープなどの良性疾患でした。
また、ピロリ菌の除菌治療は6件(一次除菌6件、二次除菌0件)でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の結果
7月72件のうち、大腸ポリープ(大腸腺腫)を切除した方は23例ですべての方を同日に内視鏡切除術を施行しております。
考察・まとめ
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)164件施行し、ピロリ菌感染の方6例に除菌術を施行しております。
また大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)72件を施行し、うち23例の方に大腸癌前癌病変である大腸腺腫を認め内視鏡切除術を施行しております。1例の方が血便で受診し同日近隣の総合病院へ紹介し進行大腸癌の診断となっており現在加療しております。
自覚症状がある方はもちろんのこと、自覚症状がなくても昨年健診を実施していない方はこの機会に受診の検討をお願い致します。
貧血症状、胃痛・腹痛、腹部違和感、便秘、下痢、血便、食欲低下、体重減少などの自覚症状や、癌の家族歴、ピロリ菌感染歴、健診にて便潜血陽性や貧血の指摘などがある方も一度受診をご検討いただけたら幸いです。
当院では、1年を通じてすべての内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)と腹部超音波検査(腹部エコー)を内視鏡専門医・消化器病専門医の松本院長、内視鏡専門医・内視鏡指導医・消化器病専門医の野中医師の2名で担当しております。松本院長は、月.火.水.木.金.土曜日と全日で診療・内視鏡検査をしており、野中医師は火、水、木、金で診療・内視鏡検査をしております。
尚、当院では麻酔を使い眠りながらの内視鏡検査(胃カメラ.大腸カメラ)も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
当院は毎日2名の医師による診察、検査を施行しており待ち時間の短縮に努めております。毎月第1,第3木曜日の午前中は乳腺外来もあるため待ち時間が長くなることが多く、ご迷惑をお掛けしております。昨日も多くの方をお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。引き続き待ち時間の短縮に努めてまいります。