2024年の診療報酬の改定により従来の生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病)の診療に対して算定されていた「特定疾患療養管理料」が廃止されました。その代わりとして当院では、厚生労働省の指示に従い、個々に応じた目標設定や専門的な生活指導による総合的治療管理を目的とした「生活習慣病管理料II」を算定することといたしました。
これに伴い、個別の設定目標や血圧、体重、食事、運動に関する具体的な指導内容を記載した療養計画書を作成することになりました。この計画書を利用することで患者さんと達成目標を共有し、より良い治療につなげることを目指します。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
★対象となる患者さん
高血圧、脂質異常症、糖尿病で通院中の方
★療養計画書
初回の療養計画書を作成した際に、署名(サイン)を頂きます。
★保険点数
★移行時期
2024年6月1日(土)から
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年5月の当院での胃カメラ件数は151件(2024年度246件)でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年5月の当院での大腸カメラ件数は70件(2024年度146件)でした。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の結果
5月151件のうち2例の方に早期胃癌を認め、近隣の大学病院へ紹介し今後内視鏡切除術を施行予定となりました。その他多くが、異常なし、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープなどの良性疾患でした。
また、ピロリ菌の除菌治療は7件(一次除菌6件、二次除菌1件)でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の結果
5月70件のうち当院で大腸ポリープを切除した方は例でした。また悪性疾患を4例の方に認めました。そのうち3例が大腸癌(1例は進行癌)、1例がカルチノイド腫瘍でした。大腸癌の2例を近隣の大学病院や総合病院へ紹介させていただいております。その他2例のかたは当院で内視鏡切除を施行しております。
考察・まとめ
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)151件施行し2例の方に早期胃癌を認めました。そのうちお1人はみぞおちの痛みがあるとのことで内視鏡検査を施行した方です。
また、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)70件を施行し早期大腸癌2例と進行癌1例、カルチノイド腫瘍1例を認めました。
そのうちのお1人は大腸癌検診が陽性の方で、その他の2人は腹部の違和感や便通異常のために、内視鏡検査を施行しております。
自覚症状がある方はもちろんのこと、自覚症状がなくても昨年健診を実施していない方はこの機会に受診の検討をお願い致します。
貧血症状、胃痛・腹痛、腹部違和感、便秘、下痢、血便、食欲低下、体重減少などの自覚症状や、癌の家族歴、ピロリ菌感染歴、健診にて便潜血陽性や貧血の指摘などがある方も一度受診をご検討いただけたら幸いです。
当院では、1年を通じてすべての内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)と腹部超音波検査(腹部エコー)を内視鏡専門医・消化器病専門医の松本院長、内視鏡専門医・内視鏡指導医・消化器病専門医の野中医師の2名で担当しております。松本院長は、月.火.水.木.金.土曜日と全日で診療・内視鏡検査をしており、野中医師は火、水、木、金で診療・内視鏡検査をしております。
尚、当院では麻酔を使い眠りながらの内視鏡検査(胃カメラ.大腸カメラ)も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年4月の当院での胃カメラ件数は95件でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)件数の詳細
2024年4月の当院での大腸カメラ件数は76件でした。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)の結果
4月95件のうち2例の方に胃腺腫を認めました。いずれも早期胃癌が否定出来ないため近隣の大学病院へ紹介し今後内視鏡切除術を施行予定となりました。その他多くが、異常なし、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープなどの良性疾患でした。また、ピロリ菌の除菌治療は12件(一次除菌12件、二次除菌0件)でした。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の結果
4月76件のうち当院で大腸ポリープを切除した方は43例でした。また早期大腸癌疑いを3例の方に認め、近隣の大学病院や総合病院へ紹介させていただいております。1例の方は、内視鏡切除施行し早期大腸癌の診断。その他2名の方も今後内視鏡治療予となっております。
考察・まとめ
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)95件施行し2例の方に早期胃癌を認めました。そのうちお1人はみぞおちの痛みがあるとのことで内視鏡検査を施行した方です。
また、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)76件を施行し早期大腸癌1例と疑い2例を認めました。そのうちのお1人は大腸癌検診が陽性の方で、その他の2人は腹部の違和感や便通異常のために、内視鏡検査を施行しております。
自覚症状がある方はもちろんのこと、自覚症状がなくても昨年健診を実施していない方はこの機会に受診の検討をお願い致します。
貧血症状、胃痛・腹痛、腹部違和感、便秘、下痢、血便、食欲低下、体重減少などの自覚症状や、癌の家族歴、ピロリ菌感染歴、健診にて便潜血陽性や貧血の指摘などがある方も一度受診をご検討いただけたら幸いです。
当院では、1年を通じてすべての内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)と腹部超音波検査(腹部エコー)を内視鏡専門医・消化器病専門医の松本院長、内視鏡専門医・内視鏡指導医・消化器病専門医の野中医師の2名で担当しております。松本院長は、月.火.水.木.金.土曜日と全日で診療・内視鏡検査をしており、野中医師は火、水、木、金で診療・内視鏡検査をしております。
尚、当院では麻酔を使い眠りながらの内視鏡検査(胃カメラ.大腸カメラ)も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群のCPAP治療と併せて高血圧症・高脂血症・糖尿病のため治療を受けている患者さんに診療報酬改定に関わる事項をお知らせいたします。
令和6年6月より(国の定める)診療報酬が改定されます。高血圧症・高脂血症・糖尿病のため治療を受けている患者さんは「特定疾患療養管理料」が算定できなくなり、従来通りの治療を継続するために「生活習慣病管理料Ⅱ」を算定させていただくこととなりました。
これまでCPAP治療のため算定していた「在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料」と高血圧症・高脂血症・糖尿病の患者さん全てに算定していた「特定疾患療養管理料」は併算定できない決まりでしたが、「生活習慣病管理料Ⅱ」は算定させていただけることとなりました。該当する患者さんは自己負担が増える形となり申し訳ありませんが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
【明細書発行体制等加算】
当院では医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されます。明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出下さい。
【一般名処方加算について】
当院では後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。一般名処方とはお薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。
そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供しやすくなります。後発医薬品があるお薬については、説明の上、一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。
【医療情報取得加算】
当院ではオンライン資格確認システム導入の原則義務化を踏まえ、当該システムを導入している保険医療機関となります。マイナ保険証等の利用を通じて診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めています。正確な情報を取得・活用する為、マイナ保険証の利用にご協力をお願い致します。公費負担受給者証については、マイナンバーカードでは確認できませんので、必ず原本をお持ちください。
【医療DX推進体制整備加算】
当院では以下の通り医療DX推進の体制を整備し活用しております。
①オンライン請求を行っています。
②オンライン資格確認を行う体制を有しています。
③電子資格確認を利用し取得した診療情報を、閲覧又は活用できる体制を有しています。
④マイナンバーカードの健康保険証利用について、利用しやすい環境を整備しています。
⑤マイナ保険証について、当該保険医療機関の見やすい場所に掲示しています。
以下については現在猶予期間のため、猶予期間満了までに整備する予定です。
①電子処方箋を発行する体制
②電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制
【生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)】
高血圧、脂質異常症、糖尿病に関して、療養指導に同意した患者様が対象です。
2024年6月1日から高血圧・脂質異常症・糖尿病のいずれかを主病名とする患者様で、『特定疾患管理料』を算定されていた方は、『生活習慣病管理料』を算定させて頂きます。
算定にあたり、「療養計画書」の作成と(少なくとも初回は)患者さんの署名が必須とされています。従来通り個々の生活習慣やご事情に配慮した指導・助言や治療を行わせていただきます。何卒ご理解とご協力をいただけますようお願い申し上げます。
患者さまの状態に応じて医師が判断し、28日以上の長期の投薬を行うことが可能です。
【外来感染対策向上加算】
受診歴の有無に関わらず、発熱およびその他感染症の疑いがある患者さまの受け入れを行っています。
一般患者さまとの動線を分けるため、診察は院外で行います。
【情報通信機器を用いた診療】
情報通信機器を用いた診療において初診の場合には向精神薬を処方しません。